るー冒険記
 
普段の何気ない出来事を記してみる
 



2004年9月19日を表示

MMORPGの是非

Massively Multiplayer Online Role Playing Game
通称:MMORPG
他のプレイヤーとのコミュニケーションを楽しむことができるRPGである。

< 自分なりに、ふと考えてみた。>




競争対象が人間である=勝ったもしくは上回ったときの優越感がある


誰しもこの心が奥底にあるに違いない。
たとえそれがゲーム中、聖職者(クレリック)や商人であっても
いいアイテムをもっているだとか、レベルが高い、高レベルでなければ
いけない場所へいけるなど何かの要素で「すごいね!」と他人から
いわれたら気分がいいはずだ。
どんな人間も所詮は闘争本能があるため『他人に勝つ』というのは気分がいいのだ。

どのオンラインゲームも『コミュニケーションを楽しむ』を表に出しているが
ここの『誰よりも』という優越感を与えることを目的としているゲームが多い。


そこまではいいのだ。
決して悪くはない。


だが、MMORPGの場合はそれがまずいのだ!

現在までMMORPGは様々な問題現象を起こしてきた。
それらに共通して言える要素として「MMOは時間がかかる」ためだろう。
レベル上げ、お金貯め、冒険どれも数時間単位で時間をかけないと進めない。


つまり優越感を与えることだけを目的としてしまったMMOの場合
多くの時間を費やすプレイヤーが増えるのだ。
『多くの時間』というより『異常なほどの時間』といった方が正しい。

日本の引きこもりといわれる現象もそのためだが、そんなのまだ甘い。
お隣の国では『生存活動のための時間』すら割いてしまい死者が出ているほどだ。

コンシューマーのゲームや他のオンラインモノでも優越感を与えることだけを
目的としたゲームがあるではないかというかもしれない。
だが、それらには明確な終わりがあるからいいのだ。

一昔前なら、
「ドラクエさークリアした?」
「このアイテムしってる?」
などと友と競いあったことがあるだろう。
しかしクリアしたりアイテムをとったり満足した者から興味をなくしていく。
いずれ誰もプレイしなくなっていった。

MMOにはそれがない。

新たなアイテム、新たな力、新たな敵、新たなストリー
さらなる優越感を得ようと深みにはまっていくばかりなのだ。また、たとえ
誰かが満足しやめても比較対象はたくさんいるので影響は少ないのだ。



MMOの遊ばせ方が悪いとは言わない。
時間をかけなければならないシステムがまずいのだ。


ここまで批判を述べてきたがMMOには、私も一時期はまっていた。
はまってしまうからこそ、製作者には考えてほしい。


遊び手の問題だといえばそれまでだ。
でも『コミュニケーション』を楽しむゲームならば
費やした時間で差が大きく出ないものを考えてもらいたい。





「MMOは面白いからハマルのではない。やめたときの喪失感があるから
ハマルのだ」という一文をどこかの雑誌で見た。
体感した私もその通りだと思った。プレイ中は作業に感じたからだ。
でもやめられない。まさに中毒としかいいようがなかった。



MMOにハマル者達よ。
あなた方は悪いわけではない。
ただし自主規制を大切にしてください(*゚ー゚)

私からのほんのアドバイスでした。





9月19日(日)22:50 | トラックバック(0) | コメント(1) | ゲームトーク | 管理


(1/1ページ)